更年期と不眠症

女性は男性よりも質のよい睡眠をとることができ、ぐっすりと眠ることができます。これは産んだ子どもと生き延びるため、回復する機能が大切だからと考えられています。

しかし高齢者では、女性の方が睡眠に対する不満を持っている方が多くいます。あまりにも朝早く目が醒めてしまったり、睡眠の途中で目が醒めたりするために、満足できる目覚めにならないのです。

また、女性の体内時計は、加齢によって早くなる傾向があるため、特別早く寝たわけでもないのに早く目覚めてしまう、ということがあるそうです。

女性の睡眠の悩みが始まるのは、更年期であることが多いようです。更年期と不眠の関連ははっきりとは解明されていませんが、更年期は卵巣からのホルモンの分泌が低下するため、夜間にほてりや発汗などが生じ、このことが原因で夜眠れないようになるのではないかと考えられています。

このような不眠症のことを閉経時不眠症と呼んでいます。閉経時不眠症では、比較的長期間にわたって不眠の症状が継続することから、慢性的な不安の症状やうつ病に発展することもあるので、軽く考えることはできません。

閉経時不眠症は、数ヶ月から長い人でも数年で自然に消えることが多いものです。しかし症状がひどいときにはホルモン補充療法を施すこともあります。

2009年1月21日 15:33 |▲このページの上に戻る