ハードコンタクトレンズの長所と短所
■ハードコンタクトレンズの長所
1.コンタクトレンズの中で、目に対する安全性が最も高い。
眼球には酸素が必要です。角膜には血管がないため、空気中の酸素を涙を通して補給しています。コンタクトレンズをつけると、この角膜と空気の間にフタをすることになるため、角膜の細胞は酸欠状態になり、少しずつ死滅していきます。
ハードコンタクトレンズは、素材の酸素を通す力が優れているということと、レンズ自体が小さいためにまばたきのたび眼球の表面を覆っている涙の層がかき混ぜられ、細胞に酸素が行き渡りやすいという特徴があります。
この、酸素を通す力のことを「酸素透過性」といいます。一般にハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズと比べて何倍もの「酸素透過性」があります。
もっとも、最近ではソフトコンタクトレンズの中にも、ハードコンタクトレンズに負けない「酸素透過性」のものもあるようですから、詳しくはコンタクトレンズ取扱店や眼科で聞いてみるといいでしょう。
2.乱視の矯正には効果が高い
乱視の強い人、円錐角膜などの不規則な乱視においても優れた乱視矯正効果があります。
■ハードコンタクトレンズの短所
1.慣れるのに時間がかかる
ソフトコンタクトレンズ(使い捨て含)に比べ、慣れるまでに時間がかかる人が多いようです。個人差はありますが、だいたい2週間から1ヶ月程度かかるようです。ソフトコンタクトレンズは眼球の黒目部分を覆うように張り付くので異物感が少ないのですが、ハードコンタクトレンズは黒目よりも小さく、まばたきするたびに移動します。その感触に慣れるのに、時間がかかるようです。
2.野外での活動には向かない
ハードコンタクトレンズの場合、目にゴミが入ると痛くてとても入れていられません。
風の強い日などは眼にゴミが入りやすいので、屋外のスポーツなどには不向きです。 花粉症の人も、その季節にはつけていられないという人が多いようです。
また、黒目部分よりも小さいため、乾燥すると落ちやすいという点も。
■ハードコンタクトレンズ選びのポイント
「酸素透過性」は高いほうが目のためには良いのですが、極端に高いものは、素材自体がもろいということがあります。「酸素透過性」が高いと蛋白などの汚れが付着しやすいので、耐用年数が短いということも。コンタクトレンズの蛋白汚れは、アレルギーの原因ともなるので注意が必要です。
ハードコンタクトレンズのみならず、コンタクトレンズすべてにいえることは量販店ではなく、眼科でコンタクトレンズを処方してもらったほうがいいということ。。そして面倒がらずに定期検診を欠かさないことです。
