血管が伸びることがあるって?
眼球の大切な部品のひとつに、「角膜」というものがあります。角膜にはもともと血管がありません。血管は、体のあちこちに酸素を運ぶ役割もありますね。
角膜は、直接空気に触れることで酸素を取り入れていますし、栄養も補給しています。コンタクトレンズをつけている人は、眼球にフタをしていることになります。そうすると、眼球は酸欠状態になり、白目にある血管から酸素を取り入れようとします。
本来は、白目部分には血管はないのですが、何とかしようと血管が伸びてきてしまいます。これを角膜新生血管といいます。その新しくできてしまった血管は、コンタクトレンズの使用を中止すれば一時的に退いていきます。
ただし、道跡は残っていますから、また酸素不足を起こすとその道をたどって、血管が侵入します。「血管が増えて困ることがあるの?」と思ってしまうかもしれませんが、眼球の血管が伸びてくると、その周りの角膜が混濁してしまうことがあります。角膜が混濁し、それが瞳孔まで達すると視力にも影響します。そして、元に戻りません。
